小学生だった息子がカナダへの中学留学を決意して日本を発ち、すでに半年になろうとしています。
12歳だった彼はこの2月に海外ではじめての誕生日をむかえ13歳になりました。メールでも電話でも現地で
楽しく過ごしていることがよくわかり、順調な日々に感謝しています。
子どもの度胸もさることながら、親である私自身、「寂しくないのか?」「かわいそうじゃないのか」
「あぶなくないのか」という周囲の声にもかかわらず子どもを送り出せたのは、
私たち家族の努力だけではもちえなかった安心感をJCAネットワークを通じてもてたからだと思います。
私自身は留学や仕事での海外経験も多く、手続き的に自力でやれなくもないと思ってもいたのですが、
それでもJCAネットワークにサポートをお願いしたのは、子どもを支援する立場でかかわる大人がいる
安心感は手続きの手間や費用では差し替えられない大きなものであったからです。
海外留学を扱うエージェントは山のようにありますが、私自身が重視したのは、
@現地の事情に通じているスタッフがいること(実際にスタッフもその地の生活を経験していること)
A留学先・提携校と実際のやりとりがあり、その経験や信頼が蓄積されていること
B他の選択肢(学校や地域)との比較情報を提示していただけること
C実際に何か問題が生じたときに、現地に出向いていただけること
ということでした。
また私自身が教育にかかわる仕事をしている関係から、留学関連サービスのビジネスとしてのクオリティだけでなく、
成長段階にある子どもを「支援する」「ケアする」という視点やミッションをいかほどか持っている、この仕事に誇りを
お持ちの方に託したいと願っておりました。
その意味で、JCAネットワークのこづえさんにお会いできてよかったと思っております。
といいますのは、通常私たち日本人は子ども相手に話をするときに、「子ども扱い」
をする傾向がありますが、来日時の面談のときにもこづえさんは、当時11歳の息子に対し優しくしかし、
11歳なりの決意や熱意を尊重してお話してくださいました。こうした大人の姿勢が子どもを強くし、
社会や大人への信頼につながるのだと日々思っていたのでとてもありがたいことでした。
実際に何度も助けていただきましたが、特にこれはプロに助けていただいてありがたい!と思ったことは「交渉」です。
日本人は自前のマメさと緻密さを異なる文化の人々にも期待をしてイライラしがちですが、期待が大きい割には実際
に約束されていることを確認したり念を押すという「濃いコミュニケーション」が苦手です。
これは単なる英語力の問題ではすまないことが多く(外国では遠まわしにいっても伝わらない、
ひいてでると時に軽んじられる)、これを子どもや親に代わってしていただいたときなどは、
本当にサポートを依頼してよかったと家族で何度も話をしたほどです。
あまりよいことばかりかくと信憑性が危うくなりますので(?)、留学エージェントのサービスを受ける中で、
これはなかなか難しい、と思ったことも率直にいてみたいと思います。
それは、「自分の子どもに一番適切なプログラム(学校)はどれか」を絞り込むことです。
こづえさんは相談の中で特別これがよい、というようなプッシュの仕方をしませんでした。
結論からいいますと、私たちにとってはそれがあっていたので問題はありませんでしたが、
「いっそのこと、本当は一番よく内情を知っている一番よさそうな学校に誘導してくれないかな・・」
と思った時期もありました。
といいますのは、私たちは最終的に現在の学校に決める直前、
別の学校に変えようか悩んでいた時期があったためです。
実際問題、それは当事者の子どもでさえ、現地にいってみないとどんなところなのか、
自分にあっているのか判断しようがありません。
その時点でも何を一番重視しているのか?という問いを繰り返し私たちにしてくれました。
「目のとどきやすい小規模学校」「都会ではなく田舎」「勉強だけでなくアウトドア重視」
ということを再確認し、最終決定にいたりました。(父親は「とりあえず行ってみて、あわなかったら変えればいいじゃないか」
とかなりお気楽、母親の私は「どこにいっても100% 満足なんてそもそもあるわけない」と現実直視、
本人は「困ったら誰かにきくからいい」→聞く英語力はまだないぞ????)
たとえ安心できるエージェントと契約しても、費用を支払っても、最終的に誰のためなのか、
そのために重視することの優先順位は何か?ということは問われます。
エージェントとよい関係で子どもを一緒に支えて
いくためにも、あくまで自分たちで考え決めることが先決ということが残るということです。
これは自力でやっていたらあたりまえなのですが、エージェントと契約をしてサポートを依頼しても同じことはいえると思います。
また、そのような覚悟や決意を持っているからこそ日々のメールでの相談も充実したものになるのだと思います
(メールというのはなかなか伝わらないこともありますけれども)。
以上、カナダへの留学を考え、JCAネットワークと出会われて今後を検討されている方の何かの参考になれば幸いです。
文責;堀成美
(長男が2006年9月よりケベック州のSedbergh SchoolのGrade7に留学中)