留学する時期
最終的には「年齢ではなく、留学する意志がどれだけ強いか、将来日本、海外どちらに拠点をおいて生活したいかによると思います。
Practice makes perfect =「好きこそものの上手なれ
なんでもそうですが、挑戦したい!という気持ちが強いときにやることで自分の持っているスキルを伸ばすチャンスがあるわけで、本人が留学したい!という気持ちを強く持ったときが「留学の時期」で、お子さんによっては10歳の小学生かもしれないし、高校1年生かもしれない、お子さんの人間的成長度による事で、年齢で留学時期を決めるのはどうでしょう。
逆に「高校からの留学は遅すぎるのか」ティーンズが物事を学ぶ吸収能力は高いこと、しかも好きなことにはぐんぐん伸びることで留学時期に「早すぎる」「遅すぎる」は関係ないでしょう。
実際、中学1年生から正規留学(卒業目的)している生徒で、中学1年生のときから既に北米大学に進学したいとご家族も彼の意志を尊重し留学支援しています。
一ヶ月に一回電話で話す際、ニュアンスがつかめない日本語がでてくることもありますが(といってもこれは母国語を使って生活しないでいるとそうなるのが当然でこれは私たちでも同様です)きちんとした日本語(目上の人には尊敬語で話すなど、使い分けができる)で話すことができますし、小さい頃から自分のことは自分でやるように教育されてきているせいか、ある意味親離れもできていることでこのお子さんの場合、中学1年からの留学について特に不安になる材料はみあたりませんでした。
ただ!ご家族に一度考えていただきたいのが、「将来お子さんが日本、海外どちらに拠点をおいて生活するか」
将来の事は最終的に本人が決める事ですが、低年齢のお子さんはそこまで考える能力はまだありません。さらに海外に送り出すということは将来お子さんが「海外を拠点として生活する」可能性もあることも踏まえて考える必要があります。海外を拠点とした場合、日常会話程度を維持できる程度の日本語で充分でしょうが、バイリンガルに近づけるよう日英を自由自在に使えるようにさせたいといった場合、やはり留学する時期を充分考慮する必要があります。その辺のことを念頭においてお子さんと話し合っていくとよいでしょう。
ご家族に同行し、某中高一貫私立学校へ訪問した際、日本人留学生がキャンパス案内をしてくれましたが、低年齢から留学したためか、きちんとした日本語で説明できない状態で、その様子をみてご家族が低年齢での留学はどうなのかといった不安を持たれたことを思い出します。
最近カウンセリングしたお子さんの一人で、小学校4年生からカナダの学校へ留学しているそうで、日本語よりも英語のほうが話しやすいということで、英語で対応したケースもあります。
低年齢で正規留学させた場合、日本語(尊敬語、謙譲語などをきちんと分けて使える)が確立していないことで、日本語による日常会話理解程度でしたら問題ないでしょうが、日本人としてきちんとした日本語もできるように考えているのであれば、中学3年生までは日本の教育を受けさせることが無難に思います。
これらはいままでお世話してきた生徒、また学校訪問した際インタビューをした生徒らの話を聞いて私が感じた事ですのであくまでも参考程度に読んでいただけたら幸いです。
10代前半のお子さんに将来留学を考えている方へ
留学期間中の現地サポート必要性について
ご家族が考えられる「サポート」とはどんなものでしょうか。
現地に日本人がいて、何かあったら本人の元へ行き対応してもらえる。そうお考えのご家族が多いことと思います。私もその一人でした。この仕事を始めた1999年、留学生を支援できるのは唯一、現地(学校に移動できる距離)に在住しているから。と信じてきましたが実際お世話をしてみると、
「生徒との地理的な距離感」はあまり重要視する点ではない
と思うようになりました。実際「本人の元へいく必要性があった」ことは、この10年間『ゼロ』でした。これまでの体験から、「近距離でサポートを対応してくれるところ」にあまりこだわりももつ必要ないと思います。といっても、これは実際体験されてみないと理解できないことかも知れませんが。
必要とすべきサポートは、「生徒の心へのサポート」
であり、これは生徒の気持ちを理解できて初めてできることで、移動可能な距離にいるからこそできるということではないと思います。その手段が電話、スカイプでもいいと思います。特に、電話、スカイプで話した後、自分なりに考える時間を与えてあげるのもとても大切だと思います。
多くの方がお子さんへのサポートを考えますが、
お子さん以上に、ご家族のサポートの必要性
を最近特に実感します。子供を支えたいが、学校に、子供にどんな状況のとき、どのようにアプローチしたらいいのか、子供はさっぱり親の気持ちがわかっていない等、「ご家族が子を想う気持ち」とてもよくわかります。
第三者がはいる事で、違った角度からものごとがみれること、ご家族がいいずらい気持ちを代弁して学校側に伝えることができる等、ご家族の負担をすこしでも和らげてあげることが必要です。
学校によっては教科を担当する日本人スタッフが対応することがありますが、あくまでも学校関係者なので学校側の立場で生徒をみている場合も少なくないので、(といってもそうならざるを得ないでしょう。)学校に属さないもののほうがいろいろなことをはっきりと言えることもは互いにとってプラスです。
逆に某公立学校では、同国語をこなせる人が生徒の傍にいる事は、学校の教育方針にはふさわしくない。と考えているところもあります。この点については同意見です。生徒それぞれ留学目的が異なる事でしょうが、留学する生徒の多くが英語を学ぶだけでなく、日々の体験を通して自立心をつける目的で留学しています。これでは何のために留学したのかわかりません。環境が全て揃っているものを与えることでご家族は安心する事でしょうが、「留学の意味」というのも考えてみる必要があるのではないかな。そんな気がします。
天災、事故、怪我、病気など深刻な状態で学校関係者が日英ができる日本人が必要と判断した場合に限り、現地の事情がわかる日本人スタッフが必要になることでしょう。といってもこのようなケースはこの10年間「ゼロ」でしたし、仮にあった場合、学校側でもどのように対応するかといった対策がなされていることで、第3者が現地に行くまでに既に措置がとられ、あとは報告のみ」ではないでしょうか。現地に直行するという行動よりも、その経過をいかに素早く確実に伝え、対応していくか。ということがもっと大切のように思います。
ただ今までそのようなケースは一度もありませんでしたから。といっても初めて海外に送るご家族の心境を考えると、万が一のことも念頭にいれて考えなければなりません。このようなケースの場合JCAネットワークは、学校の指導に従い、必要な場合現地に在住する日本人にお願いするか、日本人領事館にヘルプを要請するなどします。
生徒、ご家族、学校との信頼関係なしにこの仕事は成り立たないこと実感します。これまでお世話してきた生徒さんら、ご家族の留学に対する考え方が偶然同じだったからかも知れませんが、いずれにしてもJCAネットワークの存在をよく理解してくださり、ご協力、ご支援してくださるご家族たちで一緒留学づくりする楽しさを体験させて頂いています。
初めてJCAネットワークを利用する方にとっては「現地にいない」ということで不安を感じるご家族もいらっしゃることと思いますが、実際サポートを受けて、安心されたご家族はたくさんおります。
留学準備について
私立学校と公立学校選ぶ基準:正規留学編
お子さんはどのような環境が当てはまリますか?
Q;「小規模の学校、それともマンモス校?」
私立学校は生徒ひとりひとり目が行き届くよう少人数制のクラスで、多いところでも先生1名に対して10人前後、それとは逆に1クラス20名〜30名の公立学校?
Q;「 ESLが用意されている学校、ない学校?
カナダ国民90%以上が公立学校へ行く事で、留学生を積極的に受け入れている公立学校でも留学生の数が少ないところではESLのクラスを提供できない学校もあります。
体験留学の場合、英語ゼロでも比較的わかりやすい科目(美術、体育、音楽、数学等)を選択できますが、正規留学(卒業目的)の場合、高校卒業資格に必要な単位を取得しなければならない事、またレベルの高い大学(85%以上)へ進学を考えた場合、注意して科目を選択する必要があることで英語がゼロの場合、ESLのクラスがあったほうがお子さんにはいいか、という点を考える必要があります。
Q; 留学生が少ない学校、それとも多い学校?
Q; スポーツやアクティビティが豊富な学校?
Q; 同年代の子と一緒に生活する寮、それともカナダの家族にお世話になるホームステイ?
Q; お子さんは積極的ですか?
自分から積極的に友達作りをしようとか、わからないことやお願いしたいことがあったら先生、ホストファミリーに聞ける姿勢がないと、公立学校でやっていくのは至難の業だとおもいます。
公立はリーズナブルな料金ということでお子さんを送るご家族も多いようですが、留学を成功させるためにもお子さんにはどのような環境が合っているのかをまず考えてから留学について考えていくとよいでしょう。このほか詳細についていつでもご相談に載りますので、気軽にご連絡ください。
「公立高校留学体験談」で「生徒のフィードバンクについて一言」を参考にしていただけると幸いです。「生徒のフィードバックについて一言」はこちらへ
私立学校と公立学校選ぶ基準:体験留学編
留学1年目の過ごし方
留学して誰もが直面する「言葉の壁」
文法の基礎は日本で学ぶものの、リスニング、スピーキングは試す場が限られていることで私たち日本人が最も苦手とするところ。留学した当初、イライラした生徒が大半ではないでしょうか。
初めてイギリスへ留学したとき、会話が中途半端になり、それ以上続かなくなってしまったという苦い経験があります。「部屋からでるのが怖い」そう思ったこともあります。ボキャブラリー不足で、科目ごとの専門用語がよくわからず、日本語だったら回答できた問題が、意味が分からないために回答できず成績が低くなってしまったという悔しい思いはよく耳にします、私もその一人でした。
そして「言葉の壁」以上に、「暗黙の了解で相手の気持ちが読める日本社会」と違って
「自分の気持ちを相手に伝える社会」
自分の気持ちを相手に伝えない限り、相手を理解することはもちろんのこと、相手もあなたのことを理解しようと努力はしてくれません。そんな社会で自己表現をどうすればいいのか悩む生徒も多いです。
これらを克服したとき初めてネイティブの生徒らと対等にいろいろなことができるようになり、自己発見、自信につながっていくのです。実際お世話して、1年目はそこそこの成績だったが、2年目後半から成績が着実に上がり始め、気持ちにも余裕ができ、いろいろなことにチャレンジする意欲が出て有意義な学校生活を送っている生徒らが目立ちます。特に日本の成績は問題なかったが、英語スキルが低いことで1学年落として入学した生徒の成長ぶりはすばらしかったです。
学業は最終学年でトップ、スポーツで賞を何度もとり、生徒会役員、そして学校の代表として他国でコミュニティー活動に参加するなど、学校のお手本となる生徒として慕われていたことを思い出します。
これまでお世話してきた生徒さん達から二つのタイプに分かれる傾向がありますね。一つは、“自己満足する成績を出すことだけに力を入れるのではなく、学校の課外活動、ボランティア活動にも力をいれ、楽しめる生徒”、そして“もともと留学した理由は帰国子女枠で日本の有名大学はいるため、現地の有名大学に入るために必要な成績をとることだけで精一杯、アクティビティなどに参加している暇がない生徒”。
結果は前者の生徒のほうが成績だけでなく人間的にも余裕があり学校生活を有意義におくっていますが、後者は『高校で何か楽しい思い出はある?』と聞かれても、答えられないのが現状です。
お子さんはどちらでしょう?生徒それぞれの目標をもって挑んでいることでどちらがいい、悪いということではありませんが、「留学は人間形成の場」であり、自分の良さをみつけ、それをいろいろな形で伸ばしていく、さらに自己管理、自己責任がもてる人材を育てることを目標にカリキュラムが作られています。この辺は「成績重視」の日本の教育とは大きく異なるところです。
日本での学年が高校1年である場合、たいていのお子さんは日本と同学年の学年に入りたいと希望しますが、卒業目的で行くのであれば、1年落として、つまり中学3年レベルから入学するのも一つの手段です。
その1年はネイティブの子たちと同等のレベルで授業を受けることをゴールに英語スキル向上、そして、学校生活に慣れることに焦点をおいて生活すると気持ち的にも余裕がでて、幅広い視野でいろいろなことがみえるようになります。
学校生活をおもいっきり楽しんで下さい。「楽しむ」ということは「遊ぶ」ということでなく、いろいろなことに挑戦し、その中で喜び、達成感を味わうことです。
留学する目的はいろいろな意味があっていいと思います。英語能力を伸ばす、異文化体験をする、高校を卒業する、帰国子女枠で日本の大学に進学する、なんでもいいです。
しかし、本当の留学の意味は将来有名大学に進学する、いいところに就職するための手段ではなく、どんな状況にぶつかっても強い意志で立ち向かっていくことができる精神を築き上げることで、その過程で自分の才能を見つけ、自信につながり自分が求めているものを手に入れる道しるべではないかと思います。魅力のある人間になって欲しいと思います。
これだけは念頭にいれて留学に挑みましょう。
以下はシンプルな事柄ですが、この気持ちを持たずに体験留学している生徒も少なくありません。この気持ちを持つか、もたないかでも学校生活等全く異なります。いろいろなことに迷ったら、これらの言葉を思い出しましょう。
目標をもとう!
留学生が増える中、「海外の学校へ行っていると響きがいいから。」目標を持たずに留学した生徒の多くは途中で失望し帰国するケースもあるそうで留学は決して生易しいものではありません。「どうして留学なのか」、「なぜ海外の学校でなければならないのか」お子さん、親御さんそれぞれ目標をもってから海外に目を向けましょう。
きちんとした心構えをもって挑もう!
こちらの学校は日本のように出席さえしていれば卒業できるといったシステムではなく、所定単位を取得しなければ留年することもあり、日本の学校よりもはるかに大変です。
わからないことがあったらまず聞いてみよう!
授業中わからないこと困った事を後回しにしないでその場で聞くように心がけましょう。質問しなければ先生は全てわかっていると理解しています。授業中に聞くチャンスがなければ、授業が終わった後、または先生にメールで知らせるなどしてできるだけ早めにクリアにするよう心がけることが大切です。そうする事で、生徒が一所懸命やろうとしている努力を認めて、先生も一所懸命支援してくれます。授業中だけでなく日々の学校生活でも同様です。友達にきくこともいいですが、学校関係者に聞くことは確実な情報収集だけでなく、コミュニケーションを図ることで、互いの信頼関係を築くことにことになります。
一所懸命取り組もう!
年に4回発行される成績表は大まかに4つのカテゴリーに分けて最終スコアが出されていることで、小テスト、試験結果がよくても、宿題をどの程度こなしているか、授業中積極的に参加しているかなども評価に含まれているので、与えられたことひとつひとつ一所懸命取り組みましょう。
自分の言動、行動に責任を持とう!
自分のとる行動や何気ない発言が、よい意味でも悪い意味でも周りの人に影響を与えている事を自覚して生活していきましょう。
身なりをきちんとしよう!
シャツのボタンを外していたり、ズボンから出していたりするとその生徒の心境はどのような姿勢で学校生活を送っているか一目瞭然です。学校の代表者である事、日本の代表者であるぐらいのつもりで身なりは常にきちんとしましょう。
卒業後の進路について
学校には大学アドバイザーがいるので、北米大学進学を希望する場合、高校2年からアドバイザーとのコミュニケーションを頻繁にとっていくとよいでしょう。毎年10月から11月にかけて、数多くの大学関係者を学校に招いて、大学説明会を行う学校が一般的で、どれだけ進学に力を入れているか伺うことができます。以下これまでお世話してきた生徒らのケースを挙げてみました。
カナダの大学へ進学する場合:
カナダの大学の教育はとても高いことで知られています。ブリテッシュコロンビア大学をはじめ、トロント大学、アルバータ大学、マギル大学等の入学資格は高校卒業成績が平均80%、85%以上と言われてます。例を挙げるなら、ケベック州立マギル大学医学部はアメリカのハーバード大学と言われているほどの難関で、留学生は年に1名入学できる程度。医学部卒業生の多くは、アメリカの医療機関、大学から引っ張りだこです。IT部門ではWaterloo大学、マギル大学のビジネスも倍率がとても高いです。
正規留学通算4年以上の生徒でカナダの大学へ志願する場合、TOFELスコアが免除になります。カナダの大学は書類審査のみで、面接等はありません。志願締め切りは2-3月頃で、合否通知は5月から7月です。
お世話した生徒さんの進学先:トロント大学、マギル大学、クィーンズ大学、
アメリカの大学へ進学する場合:
多くの大学がSATスコア提示を要求していますが,専攻学によって必要でない場合があるので,専攻する学部に直接確認することをお勧めします。
アメリカの大学はピンからきりまであります。十分注意してリサーチしてください。<カナダの高校からアメリカ大学進学を考えている生徒へ>学校にはカナダの大学に関する資料はたくさんあるものの、アメリカになるとかなり情報量が限られてしまうので大学アドバイザーも生徒らにインターネットで調べて資料等取り寄せるよう呼びかけているところも多いです。大学のウェブサイトへいくとメールで学校カタログを取り寄せることもできますし、大学キャンパスツアー申し込みもできます。アメリカの場合志願締め切りが12月から1月中旬とカナダの大学よりも早いのでこの点には充分注意してください。
遅くても高校2年生ぐらいからどのような進路にするのかなどのプランをもつことは学校で選択する科目も決まりやすいです。さらに高校2年、3年いずれかの春休み、夏休みを利用して大学キャンパスツアーしながら先輩たちの話を聞いてみることも一つの手段です。
カナダの大学へ進学する場合、英語圏の学校で4年以上,アメリカの大学へ進学する場合,英語圏の学校で3年以上勉強した場合、TOFELが免除されます。ただし、アメリカの場合、州によって年数が異なるのでこの辺もおさえておいたほうがいいでしょう。
お世話した生徒さんのアメリカ大学進学先: Gates college, ハワイ大学
コミュニティカレッジ(2年生)から大学3年生に編入するケース:
カナダ、アメリカにあるコミュニティカレッジは大きく分けて2種類あります。
ひとつは「職業訓練校」のようなもので、美容師、技術士、シェフなど手に職をつけるためのプログラム2年間、もうひとつは3年目に大学に編入するためのプログラムです。
後者は「大学で何を専攻したいかわからない」「このような場合、コミュニティカレッジでいくつかコースをとり、その中で自分がとりたい専攻がでてきたら大学に編入する方法があります。
ちなみに現地の生徒ほとんどが自費で大学へ行くために(これはカルチャー的なものです)学生ローンをくみますが、中にはそれでも資金が足りないということで2年間は働いてお金をためながらコミュニティカレッジへ行き、3年目から大学編入する生徒もいます。
カナダの高校卒業後、日本の大学へ進学:
帰国子女枠を受け入れる日本の有名私立大学へ進学したいという目的で留学する生徒もいます。
上智大学 国際教養部はアメリカ系列の大学になることでSAT,TOFELスコアを提出する必要があり、高校2年生の夏休みからそのための準備コースに通うなどしていましたが、SATのスコアをあげるのがとても大変だったようです。
尚、ケベック州の私立、公立高校卒業後の進路は他州と全くシステムが異なります。詳細についてはメールでお伝えしますので、いつでもご相談ください。
留学する国を選ぶ際に考えること
数年ほど前、日本の某留学団体の代表者曰く、「学費が他国に比べると非常に安く且つ安全、日本にも近い事で、ニュージーランドへ留学する生徒らが増えている」とのこと。ご家族の立場にたって考えると
「安全」「費用が安い」「日本から行きやすい、近い」ことでは魅力的に思います。
ニュージーランドの場合、上記3つを焦点にあてて考えると全てに該当します。では現地の高校を卒業したあとはどうでしょう?現地の大学へ進学する、日本の大学に帰国子女の枠で進学、その他の国に進学する生徒様々でしょう。ここではお世話している生徒の経緯一例をお話しさせていただきます。
ニュージーランドの某公立高校に留学していた生徒さんで、大学進学等将来のことを考えたとき、ご家族も本人もこれではまずい!そう思ったようです。カナダの私立学校に転校する事になり、学校探し等含め、お手伝いしましたが、そのとき学校の担当者も「教育のレベルがどの程度高いのかわからないが、将来のことを考えてニュージーランドからカナダの学校に転校してくる生徒は珍しくない」とのこと。
話を聞いてみると、ニュージーランドの場合、高校卒業に必要な単位取得はあってもどの教科をとらなければならない、といったことがなく、自分の好きな科目をとることができるそうで、高校卒業資格を取得しやすいものの、将来大学進学を考えた場合、日本の大学、もしくは北米の大学に進学することが厳しいのが実態のようです。といっても本人の意欲にもよるのでしょうが。
将来の大学も含めた上で留学を考えるのであれば、安いとか、単位をとりやすいからということで学校選びというのはどうなのかなと思います。短期でいく体験留学は別にしても、高校卒業目的での留学をお考えの場合、将来の進学先も含めて国選び、学校選びをしていかれたほうが無難でしょう。
誤解していただきたくないのは、ニュージーランドへの高校卒業目的留学を否定するのか!ということではありません、お子さんが、意志を強くもって、挑戦していこう!という気持ちがあればどの国でも、どの学校でもゴールに到達することはできます!
プログラムの種類
カナダ中高一貫私立学校、公立学校(アルバータ州、ノバスコシア州)へ正規もしくは体験留学専門に、それらの留学へのクッションとなる短期プログラムを小学生、中学生、高校生対象に案内しています。
正規留学(私費留学と記述しているところもある)
現地の学校を卒業する目的で留学することを指し、卒業後は現地の大学進学、帰国子女枠で日本の大学へ進学を目的とした留学です。JCAネットワークでお世話しているほとんどの生徒は中高一貫私立学校へ正規留学しています。
体験留学
異文化体験を目的に5ヶ月から10ヶ月間の留学を指し、期間が修了すると日本の学校へ復学します。留学を認めている学校では現地で取得した単位を単位として認めますが、公立はじめ、多くの学校は単位を認定しないケースが多いので事前に確認することをお勧めします。
小学生、中学生対象の1-3ヶ月間のプログラムも用意しています。
サマー•キャンプ、サマー•プログラム
一般的には、午前中クラスで授業を受け、午後はアクティビティに参加する英語習得しながら異文化体験する未成年対象のプログラムのほか、将来正規留学を考えている人のために、どのような環境なのかを体験するプログラム、9月から留学が決定しているお子さんで新学期が始まる数週間前に参加する、環境になれるためのプログラム等が用意されています。
サマー•スクール
正規留学生でその学年で科目をパスすることができなかった、または高校を3年間できっちり卒業したいが必要な単位がそれまでに取ることができない場合、サマースクールで必要な科目の補習をするプログラム。
留学センターの上手な選び方
インター ネットの普及により、ほとんどの情報がネット上で集めることができる時代になりました。資料請求からはじめて、学校選び、入学申込み、ビザ申請、航空券・ 保険の手配など、時間はかかるもののやろうと
思ったら自分でもできます。
しかし、精神的に安心を求めたい、時間に余裕がない方は、日本にある留学センター等の サービスを受けるのもひとつの方法です。ただセンターによって、語学学校部門が強いところ、大学・専修学校に強いところ、或いは北米でもどちらかというと アメリカの事情に通じているところ、同じカナダでも西部のほうの情報をたくさん持っており、西部のことなら任せてくださいと謳うところと様々です。
まず自 分でインターネットや書籍などでできるだけ多くの情報を集めましょう。その上で自分がどのような留学をしたいかで留学センターを選ぶことをお勧めします。 そして留学に関するサービス内容や料金設定が明確に表示されているかどうか、またそれらがどこまで自分の納得いくものなのかで絞り込んでいきましょう。
JCAネットワークは、サポート内容と料金についてもできるだけ詳細に掲載させて頂いております。
最後に気をつけていただきたいのが、「文部省から認定を受けている会社」等、大きな組織且つ信頼できるといったイメージで案内しているところがあります。安心をかうために手続きをお願いしたが、とるものはとって、いざお子さんが留学しららなにもしてくれず大変な目に遭ったという話をよく耳にします。
JCAネットワークは日本の某大手留学団体から送られてきた生徒らのお世話(体験留学のみ)を数年間してきましたが、ふたを開けてみると、保護者、日本の学校には何の対応もしていない、伝えていないばかりか、誤った情報が伝えられている、社内での連携がとれていない事でそれぞれが相手を避難し、さらにこのような状態になったのは学校が悪い、現地の団体が悪いと責任を逃れる始末。あきれかえってしまったことがあります。今考えると担当者が頻繁に交代していたのは「社員を育てる組織でない環境」だったのかな。そう思うと残念です。
ご家族、お子さん、学校、4者間のコミュニケーションをもっとも重要と考える、JCAネットワークの理念とは無縁で、留学をビジネスでしか考えていない、「質よりも数」の団体とはこれ以上仕事しても逆にマイナスになると判断し、この留学会社からの仕事を永久的に一切ことわったことがあります。何でもそうですが、誰も痛い思いはしたくないですが、痛い経験から学ぶことはたくさんあり、結果プラスになることで、この経験はとても貴重でした。
不登校生の留学について
不登校生の留学相談を何度か受けたことがあります。
不登校生でもいろいろあり、学校でいじめを受けたこと、自分が求めている居場所が学校にはないなど原因は様々で、知らないうちに鬱病などの病気になるケースもあります。
過去、日本の高校1年間に必要な出席日数が足りないため、留年することが夏休み前に決定したお子さんで、どうせ留年するのなら、以前子供が留学したいと言っていたので気分を変えるためにもこの機会に留学してみたらどうかとお子さんと話し合い、私のところに相談してこられました。
本人が行きたい、ご家族が行かせたいと思っても、医師のOKサインの他、学校側がリスクを負ってもお子さんのための将来を考えて引き受けるかどうかにもよること、また何の要因で不登校になったのかなどいろいろな角度から事情を聞く必要があることでお子さんはじめ、ご家族とスカイプで何度も話し合いをしました。父親曰く、「医師も問題ないと言っています。」現地の学校に相談し、医師からの診断書の他もろもろ書類を提出、3ヶ月間だけの留学をすることになりました。
申し込みをする前に、「お子さんのことで何か学校、JCAネットワークが知っておく必要があることで漏れていることはないかどうか」念を押して聞きましたが、医師の診断書を含め、学校担任の推薦書も含め、ご家族は「これ以上ありません」とはっきり伝えられ、何か隠しているといった様子は全くみられなかったため、申し込みをしました。
そして1ヶ月後出発。 現地ではいつでも本人の顔を見ながら話ができるよう、スカイプでコミュニケーションを図りました。
到着して2日目本人の顔にかげりがあり、ご家族と一緒に言葉をかけました。が、5日目の朝、お子さんの父親から連絡が入り、子供がメールを送ってきたが、こづ枝さんにも目を通してもらったほうがいいかと思うということでした。
ショックでした、、文末に「刃物がないかと家の中を探してしまった。。」意味がさっぱりわからない私には、この言葉がとても恐ろしく感じ、まさか、、そうです、このお子さんの場合、「自傷行為」をはじめるようになったそうで、そのことはご家族から一言も聞かされていませんでした。実際留学が決まっていく日程が決まったときもその行為があったそうで、父親に「二度とやりません」と泣いて誓う子供を信じてやりたいーそう思ってこちらには伝えなかったとの事。
本人がとった行為もショックでしたが、それ以上に父親が全てを私達に伝えなかった事に対してとてもショックでした。これは信用問題に関わります。現地の学校、私達がリスクを負ってお子さん、ご家族を支援するという私達の気持ちをどう考えられるのか?言葉になりませんでした。
この生徒の場合、自傷行為が過去、そして留学する寸前にもあったという事で、直ちに学校に事情を知らせ、即刻帰国してもらいました。後から父親から謝罪の手紙をもらいましたが、「子供を守るため」、「学校側のリスク」、「私達のリスク」を考えたらお子さんを留学させようということ事体どうなのか?それよりもこのような状態のお子さんが親元から離れて、万が一のことがあったら?
合う学校がない、いじめにあったというケースで留学する生徒の場合、ここしか居場所はない。そう思ってがんばって卒業していきますが、このような生徒の場合、短期でも親元から離すことがよい事なのかどうか、もっともっと考えてほしいと思います。仮に、どうしてもというのであれば、保護者も同行され、一緒に滞在するぐらいの気持ちで留学を考えられたほうがよいかと思います。
JCAネットワークは「業務として」お子さんの留学をお手伝いしているわけではありません。ご家族の立場にたって「親がわり」の気持ちで生徒さんたちの留学を支援していること理解していただきたいです。
現地でお子さんの留学にかかわる人たちがどのような思いでお世話しているのかを考えていただきたい、それ以上にお子さんにとって何がベストなのか考えていただきたいです。
JCAネットワーク
TEL: (858)793-1761 FAX: (619)330-4946
E-mail : info@jcanetwork.com
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